ホメオパシーの基礎知識
ホメオパシーってなあに?
◆伝統ある医療です◆
ホメオパシーは、ヨーロッパの伝統的な自然医療です。
今から200年以上前に、
ドイツ人医師サミュエル・ハーネマンによって、体系づけられました。
現在では、世界中で10億人がホメオパシーを利用しています。
◆海外のホメオパシー◆
海外では、スーパーやファーマシーなどで、
ハーブ製品やアロマ製品と並んで売られていることも多く、
ヨーロッパでは保険が適用される国も多くある医療です。
世界保健機関(WHO)が認めるように、
世界の80カ国以上で用いられている補完・代替医療(CAM)です。
エリザベス女王をはじめ、デビットベッカム、ポールマッカートニーなど、多くの有名人にも愛されています。
アジアをみてみると、インドではマハトマガンジーの推薦により、アーユルヴェーダ、西洋医学とならび、第一医学としてホメオパシーが認められ、インドにはホメオパシーの大学が数多く存在しています。
また、19世紀の文学作品には、当時の様子を反映して、ホメオパシーのことが書かれているものもあり、大草原の小さな家にも登場するほど、一般的な医療です。
◆ホメオパシーの歴史◆
しかしホメオパシーは、20世紀初頭からアメリカ医師会などにより弾圧され、一旦勢いは衰えます。
ですが、その良さは利用者たちから愛され続け、安全でパワフルな医療として、今再び注目が集まっています。
◆日本とホメオパシー◆
特に、ホメオパシー後進国であった日本では、ホメオパシー医学協会会長、由井寅子氏の研究と活躍により、現代にマッチした新しいホメオパシーメソッドが確立し、多くの実績をあげ、世界中から注目されています。
日本ホメオパシー医学協会には、700名以上のホメオパスが在籍し、約250カ所のセンターで活動しています。
ホメオパシーは、「同種療法」とも呼ばれ、ホメオパシーの医師を、「ホメオパス」または「同種療法士」といいます。
安全で、環境に優しく、自己治癒力をパワフルに刺激して、自ら治す力を促進するホメオパシー。
自然志向の方をはじめ、西洋医学では治りにくい病気や、薬の効かない症状をお持ちの方、 薬が飲めない赤ちゃんや妊婦さん、健康意識の高い方に、愛されています。
レメディとは?
◆レメディの作用◆
ホメオパシーとは、レメディというホメオパシーの薬をとることで、その方の自己治癒力に作用し、本来持っている治す力を最大限に引き出す療法です。
レメディは約3000種類あると言われ、それぞれのレメディには、元になった原物質の名前が付けられています。
(コーヒー豆からつくったレメディは、コフィア(Coff.)、ヒペリカムという植物からつくったレメディは、ハイペリカム(Hyper.)、ヒ素からつくったレメディは、アーセニカム(Ars.)と呼ばれています。)
レメディは、通常、砂糖玉(かアルコール水)の形状をしています。
◆レメディは情報を与える◆
その中には原物質(原料)の”情報”が含まれています。
レメディをとると体はその物質を口にしたかのように錯覚し、火事場の馬鹿力のごとく 自己治癒力を発動します。
なぜなら、レメディの原料は、主に”毒物”だからです。(それに反応して、自己治癒力が高まります。)
ですが、含まれているのは情報のみで、
物質は含まれていないので、害はなく安全です。
◆情報だけを与える”レメディ”は、どうやって作られる?◆
レメディは、原物質を特殊な方法で薄めて作っています。
(希釈振盪<きしゃくしんとう>といいます。)
原物質(主に毒物)の分子が、一つも含まれないほど薄められているので安全ですが、同時に「それでは何もないのと一緒ではないか?」と思う方も多いでしょう。
ハーネマンは、経験と臨床から薄めたレメディでも病気が治ることを発見しました。(超微量の法則)
◆水の不思議な性質◆
その後、フランス人科学者であり、免疫学者のジャック・ベンベニスト博士によっても水の不思議な性質が、実験で証明されています。
彼の書いた論文は、ネイチャーにも幾度となく掲載されています。
そして彼は、「高希釈された抗血清中の高免疫グロブリンE(IgE抗体)によって誘発されるヒト好塩基球の脱顆粒化」と題する歴史的論文を発表します。
この論文で彼は、物質を薄めても、その性質が残ることを実験で証明しました。
ですがこの後、彼は研究者としての道を絶たれることになります。(水の記憶事件)
薄めても効く、といういことは、世の中にとって不都合な真実なのでしょう。
◆ノーベル賞受賞者も認める水の不思議◆
近年では、 ウイルス学者でエイズウィルスを発見者でもあり、ノーベル賞を受賞しているリュック・モンタニエ博士がホメオパシーの高希釈に関して真実である、と述べています。
「ある一つの物質の高希釈が”無価値”であることはない。
これらは水構造であって、水構造は原分子を模倣(再現)する性質を持つからである。」
モンタニエ博士の実験によると(彼の他の同僚たちによる数多くの実験によっても)、原初の薬剤の電磁信号は水の中に残存し、驚異的な生物学的作用を発揮することがわかっています。
◆日本では・・・◆
『水は答えを知っている』の江本勝氏が、日本では有名ですね。
無害で安全なホメオパシーのレメディ、もっともっと活用していただけたらと思います。
好転反応ってなあに?
好転反応という言葉を聞いたことがありますか?
この言葉は、ホメオパシー用語というよりも、自然療法全般で使われる言葉です。
◆病気の原因は?◆
自然療法の基本には、「体は本来間違ったことはしない。」という考え方があります。
では、なぜ人は病気になるのか?
それは、自分の中に、本来の自分以外の何かが入り混んでいたり、自分に不要なものを外に出す力が弱くなっていたり、自分本来の生き方をしていないからです。
このように書くと、なんだか分かりずらいですが、「免疫が高ければ、病気にならない」というのは、みなさんの共通認識ではないでしょうか?
◆免疫とは◆
免疫の定義とは、 「自己と非自己を区別し、非自己を排除する」ということ。
自己と非自己が区別できなくなり、体の中で共存してしまっている状態が、「病気」ともいえるでしょう。
非自己とは、ウィルス・細菌・真菌などの病原菌、農薬・薬・放射能・食品添加物など要らない化学物質、鉛・カドミウム・水銀・アルミニウムなどの不要な重金属、本来排出すべき代謝産物や、人から刷り込まれた考え方・思い込みなども含みます。
体を構成する60兆個の細胞にとって最適な環境であれば、人は病気になりませんが、実際にはそうではないのですね。
◆ホメオパシーをとると◆
ホメオパシーのレメディがヒットすると、自己治癒力が高まります。
自己治癒力が高まると、体は必要がないものを外に押し出し、体にとって最適な環境にしようと働きます。
これが、好転反応です。
必要な働きですが、不要なものを出すためには、不快な症状が伴う場合があります。
ですが、必要以上に恐れる必要はないでしょう。
慢性的な疾患(数か月以上前から続く症状)の場合には、選んだレメディがヒットしづらかったり、ヒットした場合には好転反応が出やすかったりします。
ホメオパスにご相談ください。
治癒の法則
ホメオパシーでは慢性的にある症状が、以下の法則にしたがって変化している場合、正しく改善されていると考えます。(すべてに当てはまるとは限りません。ひとつの参考としてお使いください。)
- 上から下へ
- 中から外へ
- 心から体へ
- 重要な器官から、より重要でない器官へ
- 逆順序の法則 (昔おさえた症状が戻ってくる)
好転反応が起きた場合の目安にしてみてください。
ホメオパシーで病気は治る?
この病気は治りますか?
「○○という病気は、ホメオパシーで治りますか?」
よくいただく質問です。
私は「どの病気でも治る可能性があります。」とお答えしています。
それは、ホメオパシーで治すことができる、と言っているわけではなく、病気を作ったその人自身の中に、 病気を治すことのできる可能性も眠っている、と考えているからです。
ホメオパシーの薬(レメディ)が、病気を治すわけではありません。
その人自身の治す力に、劇的に作用するのがホメオパシーです。
私の考える重要な点は、2つです。
1つ目は、その方の中にある、自己治癒力のポテンシャル。潜在的な能力、可能性です。自己治癒力は一般的に、お年寄りよりも子どもの方が高いと思われますが、外的要因・内的要因・遺伝的要因により、違ってくるでしょう。レメディだけに頼らず、生活を見直していくことも大切です。
2つ目は、その自己治癒力に作用するレメディをホメオパスが上手く選べるかどうか。
ホメオパスが100人いれば、100通りのレメディを選択します。
レメディはそれほど種類が多いですし、ホメオパスの質問やものの見方、人間性が レメディ選びに大きく反映してくるからです。
どのホメオパスにかかるか?も非常に重要です。ぜひご自身にあったホメオパスを見つけてくださいね。
何回くらいで改善しますか?
「何回くらいホメオパシーを受ければ改善しますか?」
こちらもよくいただく質問です。
繰り返す症状、長く続いている病気の場合(=慢性疾患)。
まずは2,3回継続されることをお勧めしています。
ただ、何度も受けなければ効果が感じられない、というわけではありません。
多くの方が1回でも変化を感じられることが多く、時には症状が大きく改善する場合もあります。
まずは初めてみてはいかがでしょうか?
ご本人の治癒力の高さ、病気の深さだけでなく、ホメオパスのレメディ選択によっても 治癒までの時間は変わります。
好転反応は必ず起きますか?
◆好転反応は必ず起きますか?◆
火傷・風邪・怪我など、急性の病気の場合には、好転反応はほとんど出ません。
ですが、ホメオパシーカウンセリングのように、慢性的に持っている疾患の場合には、多少好転反応がでるケースがあります。 (出ない場合もあります。)
好転反応といっても、鼻水や痰、下痢、眠気、などの軽いものから、発熱、落ち込み、痛みなどいろいろです。人間の体は賢く、体にとって最適な方法で病気を治そうとします。
ホメオパシーには、治癒の法則と呼ばれるものがあり
「5.逆順序の法則」は、あてはまることがよくあります。
昔抑えた症状が戻ってくることは、よくあるでしょう。
恐れすぎず、体からのメッセージとして受け取っていくことが大切です。
また、当センターでは辛い好転反応をなるべく起こさず、治癒へ導くレメディ選びを心がけています。
◆好転反応でも、こんな場合には、注意が必要です◆
長引く好転反応は、体力が消耗します。症状の悪化が、必ずしも好転反応とは限りません。(さらに悪化しているケースも考えられます。)ホメオパスに相談することをお勧めします。
今使っている薬はどうすればいいですか?
◆今使っている薬はどうすればよいですか?◆
喘息の薬、てんかんの薬、ステロイド、生活習慣病の薬などなど・・・
ホメオパシーカウンセリングを始めるからと言って、薬をすぐにやめる必要はありません。
むしろ、急にやめてはいけない薬も多くあります。(かかりつけ医との相談が必要です。)
お一人一人の状況に合わせて、ご相談に乗ります。ホメオパシーカウンセリングの中で一緒に考えていきましょう。
ただ、薬をすぐにやめる必要はありませんが、
「徐々に薬を減らしていきたい」
「薬をいつかは手放したい」
そういう想いを持った方にお越しいただけたら嬉しいです。
ご自身の中にある治癒力にスイッチを入れて、いつかは薬のいらない体を手に入れましょうね。
お子さんやご家族のご相談について
本人を連れていく必要がありますか?
お子さんやご主人様などのご相談の場合、
「本人を連れて行かなくだてはだめですか?」と聞かれることがよくあります。
ホメオパシーセンター下北沢では、代理相談が可能です。
ご記入済みの質問票をお持ちいただき、代理で質問に答えていただくことでレメディをお選びできます。
よりよいレメディ選びのために、
- ご本人の顔写真、全体写真、などをお持ちいただくことをおすすめします。
- お悩みの症状を写真に収めることができるなら、その症状のお写真があると便利です。
- 血液検査などのデータがある場合、お持ちいただくことをおすすめします。
- 母子手帳やお薬手帳も参考になる場合があります。
- 症状の基調(どんな時に良くなる又は悪くなるのか?)、痛み方、場所などをご確認の上お越しください。
- 平熱をお知らせください。
もちろんご家族でのご来店も大歓迎です!
ホメオパシーカウンセリングについて
はじめての方へ(ご予約までの流れ)
レメディ服用期間中のご質問・ご相談について
ご質問についてのお願いと応急相談・緊急相談について
当センターについて
当センターのカウンセリングの特徴
当センターのホメオパシーカウンセリングは、全て藤川由紀が担当させていただきます。
◆藤川由紀のカウンセリング3つの特徴◆
【特徴その1】体に対する圧倒的な知識に基づくレメディ選択
ホメオパシーについてはもちろんですが、そのベースとなる身体についての深い知識を持っています。
細胞環境デザイン学認定講師でもあり、分子栄養学を学び、いくつかの学会にも所属しております。
約20年、身体をありとあらえる方面から学び続けています。
ホメオパシー以外の多くの自然療法、解剖生理学、分子生物学、病理学など、体の仕組みをより深く知ることで、病気のメカニズムを知り、レメディ選びに反映しています。栄養や生活習慣においてもアドバイスいたします。
【特徴その2】ホリスティックケアアドバイス
ホメオパシーはもっとも安全で信頼するツールですが、それだけで改善が見込める場合と、そうでない場合があります。
専門的な知識から、お客さまの状態をトータルに拝見し、食生活、運動、生活習慣、環境、心の持ち方など、さまざまな面から必要なアドバイスをお話させていただきます。
【特徴その3】多くの経験から出る言葉のレメディ
じっくりと心の問題に寄り添います。
ホメオパシーカウンセリング、と名付けているのも、お客さまの心の声をしっかりと聞き、受けとめ、寄り添い、 健康と同時に、”幸せ” な一歩を踏み出してほしいから。
親との問題、夫婦関係、子育て、など、私自身が30年以上向き合って、そして乗り越えてきた経験を持っています。
時には数秘術などで、おひとりおひとりの本質や魂についてお話することもあります。
ご家族の病気、ご自身の病気と向き合っている方に、症状の改善以上のなにかをご提供できるよう、言葉のレメディも併せてお届けします。
何かを押し付けることなく、共感を持って向き合う姿勢が、多くのクライアントさまから支持されています。
当センターの好転反応に対する考え方
◆当センターにおける好転反応の考え方◆
好転反応は、ホメオパスのレメディの選び方によっても、強く出る場合と、そうでない場合があります。出来るだけ穏やかに治癒に導けるようレメディをお選びするのが、当センターの方針です。
◆好転反応がないと治らない?◆
治るためには、好転反応が必ず必要だ、と思っている方が多いように思います。
確かに一時的な好転反応は、治癒に必要な場合もあります。
ですが、1か月以上も続くような好転反応は、身体にとって負担で、心身ともにエネルギーが奪われるものです。またご家族の心配も大きいことでしょう。
長期間にわたる苦しい好転反応がなくても、症状が改善していくことは多々あります。穏やかな治癒に向けて、レメディをお選びします。
当センターでお選びするレメディについて
◆ご都合に合わせてお選びします◆
ホメオパシーカウンセリングでお話を伺ったあとは、その症状に合わせて、ホメオパスがレメディをお選びします。
レメディの形状、量、時間、金額など、当センターでは、お客様のご都合を考慮してレメディを選択します。
◆基本のスタイル◆
特にご指定がない場合、液体のホメオパシーチンクチャーを2本お出ししています。
- お水の中に入れて持ち歩き、一日かけて飲んでいただくもの
- 寝る前に飲んでいただくもの
お値段はおひとり、約3000円~4000円(送料別)になることが多いようです。(レメディ代金は、レメディ販売店にお支払いください。当センターでは、カウンセリング料のみいただいております。)
詳細は、カウンセリング時にもお話いたします。
ホメオパシーを学びたい
ホメオパシーのレメディの使い方講座
病気は身体(魂)からのメッセージ。
症状を抑えるだけでなく、病気を通して人生を変えるお手伝いが出来ればと思っています。
一緒に向き合ってまいりましょう。
ホメオパス・自然療法家 藤川由紀